2009年9月29日火曜日

化物語 ひたぎクラブ まとめ


逆にBDの方が分布が悪くなっていた場所で比較。同様に上からBD, BSJ, MX。

BDの分布が放送より僅かに小さく、周辺にも広くノイズの分布が見えるに対し、BSJ, MXは僅かに大きくノイズの少ない分布になっている。

絵を拡大して比較してみると、放送ではしっかりバンディングが確認できる部分がBDではディザでグラデーションが自然に見えるように加工されている。周囲の影のようなノイズ分布はその高精細なディザの影響によるもの。
明るい円の部分もちょっと小さく見える通り、BSやMXの方が僅かに線が細くなっているところが多い。バンディング軽減処理の副作用?(ただの憶測) 同様に放送ではバンディングが酷い場所でBDで改善されている別のフレームではBDの方がより大きな分布になるところが大半だったりするので、全体にこの傾向が出ているものでもなく、拡大して比較すれば何とか差がわかるという程度の話だけど、特徴的だったので取り上げてみた。


BDでのバンディング軽減は目に見えてわかる効果は出ているけれど、非常に綺麗なグラデーションというより、ちょっと頑張って誤魔化してみた感がないわけでもなく、相変わらずバンディングが気になるカットも多く残っていて、素晴らしいというよりは努力賞な出来。

シャキっとした放送画質に比べると角が取れたようなのっぺり(というと悪く聞えてしまうけれど)した感じは最初は少し違和感があったけれど、引き込まれる魅惑的で濃厚な(濃い果汁のジュース感っぽい・・・では伝わらないか)映像は放送にはなかったインパクトがある。


特に変更点とかチェックしていないけれど、放送では黒かったものがちゃんと見えていたりと変化に気付くところもあったので
絵としても変わっているところはそれなりにありそう。

コメンタリーはお疲れ様でした。

個人的な感想の視点にはなるけれど、放送より少し鮮明でノイズが少なく発色もよいという違い以外はそれほど印象の差がないBDも多い中、このBDは放送とは別ものという印象で、いつも以上に新鮮に感じた1枚。