2009年9月29日火曜日

化物語 ひたぎクラブ その1


販売元:アニプレックス
発売日:2009/09/30

巨大ではないけれど大きめの円分布で鮮明な画質。

地味なところでBDの方が少し暗く引き締まった絵になっているなどの差もあるけれど、放送ではかなり目立ったバンディングがある程度軽減されていることや、原色に近い色の発色良さに加え、線周辺のノイズの差などで、放送とは違う印象を受ける。解像度面での差はなくこれもHV1280。

分布では色や明るさの違いは見えてこないけれど、いつも通り放送との比較。上がBD,中央はBSJ,下がMXの同じフレーム。


少し動きのあるカットの途中のフレームなので圧縮劣化が出やすい放送には不利な場所だけれど、放送画質が優秀な2局だけにそれほど大きな差にはなってない。といってもBDでは一回り大きな分布でノイズも劇的に少なく、安定感は格段に上。

動きの少ないカット(も極端に多い作品だけど)でもBDの方が一回り大きな分布になるところが多い。大きいということは、BDのぼかしがテレビより弱いと言えるけれど、放送の方が線周辺にリンギングが強く、そのノイズが輪郭強調効果として見た目の印象に影響を与えているためか、絵で見ると分布の悪い放送の方がくっきり感が強いところもあり、視聴環境によっては放送より少しフォーカスが甘い?と感じる人も出てくるかも。

左右に見える影はBSJのロゴの成分なので画質には無関係。

BSJより崩れが少し多く、少し小さな分布のMX。

平均してBSJより僅かに劣化が目立つけれど、動画として大きな差を感じるほどの悪さはなく、フレーム毎で比較すればMXの方がよい場所も容易に見つかる。