2009年8月21日金曜日

蒼天航路 1 まとめ


グレイン風ノイズもなく、すっきりしたカットの多い3話。

大きい分布ではないけれど、1, 2話に比べると別のアニメかと思うくらい異なる質感。BDでは上下左右にノイズの分布があるけれど輪郭強調したような線周辺のノイズの影響かな。その分くっきり感もあるけれど、リサイズでの線のガタツキも見える極端な変化。

このフレームではないけれど、一部の回想シーンに加えられたグレイン風ノイズは極端に細かく、1920x1080の解像度で入れたように見える。あまりに細かすぎてグレインっぽくなくなっているけれど、他では見たことが無いようなノイズはBDでも厳しくところどころ崩れ気味だけど、その特徴がしっかり残っているのはすごいのかも。


放送では、BDで少し強調気味の線も少しボケて分布としてはすっきりした感じ。

比較的よい状態の3話で見ても、十分な精度で解像度を確認できるところは少ない。パンやズームのないカットのいくつかでほぼ正確に縦720の特徴が確認できるので、全体がHV1280と考えて大丈夫か。



最後にOP部分。OPもグレイン風ノイズがのったところが多く、薄い分布が広く伸びている。OPもかなり情報量が多い映像でBDでも圧縮での劣化が少し見える。

地上波の放送では1440x810に近いジャギが見えているような感じだったので、HV1280+か、と思えたけれど、BDで見ると、大きい絵を1280x720程度に縮小した特徴がはっきり出ているところがあるので、OPも1280x720だったようだ。


放送では判断が出来なかったのは、ぼかし+強いグレインの映像が圧縮で崩れ、元の絵にない特徴が加わっただけで、1話の画質でも元はちゃんとHVだった。放送での圧縮で劣化するからという理由で映像の作り方に制約を加えるのはよくない気もするけど、グレイン風ノイズやぼかしは意図を超えた劣化を招くことも多いだけにうまく使ってほしいところ。