2009年6月16日火曜日

ティアーズ・トゥ・ティアラ 1 その1



発売元:ポニーキャニオン
発売日:2009/06/17


放送画質から予想できる通りの画質。

1話本編の分布。鮮明なアプコンとあまり変わらないくらい小さい分布。それでももう少し明るく補正するとアプコンでは無理と思える広がりはある。

放送時に確認済みだけれど、ボケていてもジャギが確認できるところも多くありこれもHV1280。

1~2話は大半のシーンが暗いこともあって、絵で見てもボケた感じが強くHVっぽく見えないところが多いけれど、3~4話の明るいシーン(後述)は一回り大きな分布になり、視聴環境次第ではソフトなHVと思えるところもあるかも。


tvk1話の同じフレーム。tvkは圧縮での劣化軽減を目的としていると思われるぼけが加わるため、横方向に少し伸びが悪い。

そのボケ以上にtvkの方はぼんやりして見えるけれど、その理由は黒浮きした状態のためで、絵で比較するとtvkの方がかなり明るく見える。放送とBDで色や明るさに多少違いがあることは多いけれど、印象が変わるほど大きく変わるのは珍しい。



この違いはFFTでは見えてこないので、ヒストグラムで比較。上がBD、下がtvk。

右にいくほど明るい。分布が左右に広がっている方ががコントラストの高いメリハリのある絵になる。黒い線が明度。

BDでは左端に近いところまで広がっているのに対し、tvkはかなり空白になっている。BDでは暗い色が十分黒に近いけれど、tvkは黒浮きしてしまいコントラストの低い絵になっているのでさらにボケて見える。

これを見ると明るい色が欠落して見えるけれど、比較用にあるフレームの分布を並べただけなので、上と下の差だけに注目してください。


tvkの低コントラストも最近は改善していて、放送4話はBDに近い状態になっていた。初期の放送があまりにボケた感じに見えたので、途中で調整しBDも調整後の状態で出したということかな。1,2話が全体に暗いので、暗すぎて見えない状態を回避しようとしたというのもありそう?

ちなみに、tvkの放送では1, 2, 3, 5話が低コントラスト状態(多分)。という点で、このコントラスト差の分だけBDがよく見えるのもこの4回ということは、1~4話の1巻が放送よりBDが一番よく見える巻だろう。放送はOP部分も変わっているのでOPを比較するとわかりやすい。