2009年1月31日土曜日

ケメコデラックス! 02


発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2009/01/30

ケメコの2巻目。

上の小さな分布は3話冒頭の夢のシーン。元々コントラスト低めの映像で、演出上ぼかしているのはいいとしてもあまりにも強烈なぼかし効果のために細かい描きこみはほとんど見分けられない。アプコンでもここまでボケて見えるものは稀で、ちょっと無茶しすぎ。監督らしいといえばいえなくもない?かもしれないけれど、無茶するのは演出と声優の演技の方だけでお願いします。



演出上の効果のないところは1巻から特に変化はない。というか1巻でも回想シーンなどボケの強いところは上のような分布になっていただろう。

多少コントラストが高くなような設定にすると十分HVらしい絵になっているところも多く、誉めるほどではないけれどBDらしい安定感はそれなりに感じられる。

それでも1巻目でびみょーと書いた通り、ボケているにも関わらず線にジャギ感があるという不思議な特徴がある。

これも1080pへの拡大処理の影響で、ボケた映像なので拡大処理でさらにボケることを嫌い、あまり補間の効かないアルゴリズムで拡大したとかかな?その分、ぼかしによって広がった情報がリサイズで微妙に汚く広がってしまい、演出の意図以上にボケた感じのする絵になってしまっているように思えなくもない。


精細な画質の720pアニメの1080p化でも線が崩れる問題があり、1080p制作以外のすべてのアニメで1920x1080へのリサイズは鬼門であり続けそうだ。

追記
1920x1080パネルならテレビで見てもわかりやすい960x540のジャギが出ているカットがちらほらあり、部分的に低解像度になっているようだ。妙なボケ含めてBD化の予定もなくはじめたのに途中で方針変更した影響だってりするのかな?