2008年10月16日木曜日

うたわれるもの まとめ


その1, その2は1話ですが、ここは最終話。このアニメは、全編通してありえないくらい分布が安定している。放送はアプコン(視聴できたtvk,MXでは悲惨なコンポジ画質)であったものを、BDBOXでの発売ということで、作業もまとめて行なうことが出来る条件もあったと思えるけれど、この安定感には好感がもてる。フィルタ的な映像効果処理をする環境やコストも無かったのか、とひねくれた推測をしたくなるくらいすっきりした素に近い状態で、CG的なアニメでは似た感じのものはあるけれど、普通のアニメでは珍しい。

この分布でも精細というよりはくっきりな絵で、化粧をしてない感じの画質ではあるけれど、MPEG2の選択もその方向性には合っていた感じ。

その分、1920x1080サイズで見ると、元絵にはない線の乱れが他のアニメよりはっきり見えてしまうなど、美しい映像というよりはシャープな絵にしすぎでバランスはよくないところもあるので、繰り返しになるけれど720p出力とか視聴条件を変えて、自分の環境に一番合う見方を探してみるのもいいかも。

BDの本格的普及の兆しもまだない時期の発売で利益が出るくらい売れたのかも心配だったりするけれど、いい意味で無茶しやがって、な出来であり普及とともに細く長く売れる作品になりそう?