2008年9月10日水曜日

Air その1


販売元: ポニーキャニオン
発売日: 2006/12/22

アプコンということが最大の話題になってしまったけれど最初のテレビアニメBDのAir。

といっても、やはり最初は特典のHVのOPから。
一部では都市伝説のように1920x1080制作だと思われていた感じもあるけれど、縦横とも1280x720のジャギがはっきり確認できるわかりやすいHV1280。分布も最近ではHVのテレビアニメでも珍しくない程度の大きさで、トップクラスの分布でもない。とはいっても、初見で、うおーと思ったのは懐かしい思い出で、今みるとHV1280らしい画質に思えるけれど、発売当時見ることができたHVアニメと比べると何もかも圧倒的に思え、リサイズによる線の乱れも、手書きの線のゆらぎまで見えている!、とか勘違いしてしまうくらい高画質な映像に感じたのも、HV960のsolaやマクロスFでも高精細と感じる人が多くいるギャップ効果と同じパターンかな。そんな特徴も逆にプラスに働いてしまうところが、京アニ作画のすごいところ?


場所によってはノイズ成分ではあるけれど伸びがよく見える、というよりは影のような分布が見えるところもあり、その分精細感は増して見える。影のような部分を除けば上と大差なく、基本的な分布は比較的安定している。

このアニメに限った話でもないけれど、オリジナルの720pサイズの状態ではもっと線は綺麗だったはず、という点や、見た目通り精細な描き込みで、1280x720のサイズでは絵の情報量に負けてジャギが目立つ映像になっているので、本当に1920x1080であったらもっとすっきりしたすごい映像になった可能性が十分にあることを考えると、もったいない画質。

エンコーダがいまいちor映像との相性かわからないけれど、圧縮での劣化が比較的多く確認でき、この状態になってしまうならMPEG2の選択はよい判断ではなかったと思える。再販で本当に何も変えないのかわからないけれど、最近の圧縮ノイズが少ないBDを見慣れた人が見ると物足りなさを感じるかも。